2019年 第64回有馬記念 データ&各馬短評

G1

有馬記念の枠順も公開されたので有馬記念の予想をしていこうと思います。

はじめに調教評価をまとめておきます。

1週前今週枠番馬名

5 1 スカーレットカラー
5 4 2 スワーヴリチャード
6 3 3 エタリオウ
3 4 4 ステッフィリオ
3 4 5 フィエールマン
5 3 6 リスグラシュー
3 4 7 ワールドプレミア

5 8 レイデオロ
5 6 9 アーモンドアイ
5 5 10 サートゥルナーリア
4 4 11 キセキ
3 3 12 クロコスミア
4 3 13 アルアイン
5 4 14 ヴェロックス
4 3 15 アエロリット
3 4 16 シュヴァルグラン

まず初めにこのコースは内が有利で、過去10年同じコースで行われた結果で見ても7枠・8枠は割引が必要そうです。番号では12番以降は苦戦している傾向があります。
11番までの有利不利はあまりないので、11番までに入った馬の割引は必要なさそう。

騎手別複勝率

同コース・騎手:(複数)  騎手別集計

騎手 着別度数 勝率連対率複勝率
ルメール 3- 5- 4- 7/1915.8%42.1%63.2%
藤岡佑介 2- 1- 0- 3/ 633.3%50.0%50.0%
岩田康誠 4- 3- 2-13/2218.2%31.8%40.9%
ムーア 0- 1- 1- 3/ 50.0%20.0%40.0%
池添謙一 3- 0- 0- 5/ 837.5%37.5%37.5%
武豊 3- 2- 0- 9/1421.4%35.7%35.7%
川田将雅 1- 1- 1- 6/ 911.1%22.2%33.3%
横山典弘 2- 2- 8-28/405.0%10.0%30.0%
スミヨン 0- 1- 0- 3/ 40.0%25.0%25.0%
津村明秀 1- 4- 1-20/263.8%19.2%23.1%
福永祐一 0- 2- 3-17/220.0%9.1%22.7%
丸山元気 3- 0- 0-11/1421.4%21.4%21.4%
三浦皇成 1- 4- 2-33/402.5%12.5%17.5%
マーフィ 0- 0- 0- 2/ 20.0%0.0%0.0%
松山弘平 0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%0.0%

集計期間:2010. 1.11 ~ 2019.12. 1

複勝率順に並べて過去10年のデータを集めてみました。

ここで、注目騎手をピックアップしてみようと思います。

C.ルメール

騎手ではやはりルメール騎手がトップの成績を収めており、人気でも穴でも持って生きている

有馬記念に限ると

2016年には1番人気のサトノダイヤモンドで1着

2017年には8番人気のクイーンズリングで2着

2018年には1番人気のレイデオロで2着

といった成績を残しており、有馬記念は現在3年連続で連対している。

今年コンビを組むアーモンドアイは1番人気が予想されるし、有馬記念に強いジョッキーが騎乗するので今年もルメールの手綱捌きに注目したい。

種牡馬

同コース・種牡馬:(複数)  種牡馬別集計

種牡馬 着別度数 勝率連対率複勝率
ステイゴールド 12- 13- 10- 70/10511.4%23.8%33.3%
ディープインパクト 6- 2- 5- 48/ 619.8%13.1%21.3%
ハーツクライ 5- 5- 7- 46/ 637.9%15.9%27.0%
キングカメハメハ 2- 7- 6- 39/ 543.7%16.7%27.8%
ルーラーシップ 2- 1- 0- 7/ 1020.0%30.0%30.0%
ヴィクトワールピサ 0- 1- 0- 1/ 20.0%50.0%50.0%
ロードカナロア 0- 0- 1- 0/ 10.0%0.0%100.0%
クロフネ 0- 0- 0- 2/ 20.0%0.0%0.0%

集計期間:2014. 1.13 ~ 2019.12. 1

過去5年の種牡馬別成績を集計してみました。

出走頭数と比較しても、ステイゴールドが当コースを非常に得意としているのはデータ的に見ても明らかで、2位のディープインパクトと比べても連対率,複勝率が抜けているのがわかる。
ヴィクトワールピサとロードカナロアは出走回数が少ないが結果が出ているあたり不安はなさそう。

出走馬診断

1枠1番

スカーレットカラー  父ヴィクトワールピサ

前走のエリザベス女王杯は勝ち馬も強かったが、内伸びの馬場を外を回して最後は伸びきれずの7着となった。少々馬体重が多かったイメージもあり今回馬体重減で出てこれるようならいい競馬をできるかもしれない。

1枠2番

スワーヴリチャード 父ハーツクライ

前走のジャパンカップは力のいる馬場となっており東京競馬場にしては上がりのかかる競馬となった。右回りが不安視されているが

皐月賞は4コーナーで前が壁になり仕掛けがワンテンポ遅れた分と大外を回した分の6着

3歳時の有馬記念は枠が14番+出負け+最後の直線内に刺さりながら走っていた分の4着

今年の中山記念はマルターズアポジーが引っ張る展開で1,2着馬は海外でも好成績を残している馬だし3着ステルヴィオとは1㎏斤量差があったのでそこまで負けている感じはない。

確かに右回りで内に刺さる癖があるので不安があるとすればそこ。

2枠3番

エタリオウ    父ステイゴールド

2着が非常に多い馬最近は色々な脚質を試している。

今年の日経賞のようなマクる競馬ができればワンチャンスあるか。

菊花賞2着の実力を見せて欲しいところ。

2枠4番

スティッフェリオ 父ステイゴールド

楽に逃げることができれば高いパフォーマンスを発揮できそうだが今回は逃げたい馬が多いイメージでこの馬にとっては厳しい競馬になりそう。

3枠5番

フィエールマン 父ディープインパクト

前走の凱旋門賞は全く競馬をしていなかった。良馬場ならいいかもしれないが馬場が重たくなると不安な所が出てくる。

今回鞍上は一発のある池添謙一騎手とのことでいい競馬はしそう

3枠6番

リスグラシュー 父ハーツクライ

今年の宝塚記念では先行して1着、豪州で行われたコックスプレートでは差しての1着。

このレースのために駆け付けるレーン騎手はこの馬の事をよくわかっているだろうし、何処からでも競馬できるのが強み。

4枠7番

ワールドプレミア 父ディープインパクト

右回りのみを使われて着外なしと言う優等生

前走の菊花賞はちょっと距離が長いかと不安があったが武豊騎手が内を上手に立ち回る好騎乗。

今回も内を上手に立ち回れるかがカギ

4枠8番

レイデオロ   父キングカメハメハ

今週の木曜日まで鞍上未発表でネットを騒がせていた馬

鞍上の三浦騎手は今年100勝しているし乗り替わりのエイシンフラッシュでも4着経験あり

去年は1番人気で2着経験もあるし、前走は1番人気にもなっていた馬

今回前走の負けで人気を落としそうだが、調教は動いていたので軽視は禁物か。

5枠9番

アーモンドアイ  父ロードカナロア

日本のスーパースターともいえる最強牝馬

前走の天皇賞秋も直線窮屈になりながらも1着

前でも後ろでも競馬ができる自在性があるし、負けるとしても大崩れは考えにくい。

鞍上のルメールも有馬記念は得意としている。

不安材料を無理やりひねり出すなら3.4コーナーで包まれる可能性があるのと外を回したときに届くかどうかだけ。

5枠10番

サートゥルナーリア  父ロードカナロア

兄弟馬は2000mあたりに適性がありこの馬も2000mでは無類の強さを見せている

右回りは5戦して無敗だし中山でも2勝しているのでコース適正に問題はない

問題は距離だけ

6枠11番

キセキ       父ルーラーシップ

毎回崩れずに競馬ができる馬

先行して崩れずに競馬ができる強みがあり、2017年の菊花賞では不良馬場ながらも1着とスタミナが豊富なのがわかる。

今回鞍上はムーア騎手なので楽に先行できれば逃げ粘る可能性もある

6枠12番

クロコスミア   父ステイゴールド

前走のエリザベス女王杯は逃げ粘っての2着今回もハナを主張したいところだが枠が外目に入ってしまったので逃げれるかどうかがカギ

7枠13番

アルアイン   父ディープインパクト

今回はブリンカーを外し鞍上を松山騎手に戻す(皐月賞と同じ)

中山コースは得意なので軽視すると痛い目を見そう

7枠14番

ヴェロックス  父ジャスタウェイ

菊花賞3着馬この馬は大崩れしたことがなく4着でもタイム差なしの4着と掲示板には必ず乗っている馬。

前走の菊花賞は距離がやや長いイメージがあったものの中山適正は高そうなのでいい競馬はできそう。枠が14番枠というのが引っかかる

8枠15番

アエロリット  父クロフネ

天皇賞秋では逃げて一旦サートゥルナーリアに交わされそうになるもしぶとく粘り3着と二枚腰をみせた。

ただアエロリット自信2000m以上は走った経験がないしクロフネ産駒はマイラーが多いイメージなので15番枠という事もあり今回は厳しそう

8枠16番

シュヴァルグラン  父ハーツクライ

有馬記念では2年連続で好走している馬

昨年15番枠で3着と好走しているし枠はあまり気にしなくても良さそう

懸念材料は2年連続でボウマン騎手が好騎乗をしていたので福永騎手に代わる点だろうか

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